本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年は、新しいNISA制度の元年となります。

私はあまりテレビを見ないので、クライアント様が教えてくれたのですが、最近はテレビ等でもNISAについて取り上げることが増えているようですね。

NISA情報の露出が増えてくると、「自分も乗り遅れないように」と焦る気持ちが出てくる方もいると思います。

でも、安心して大丈夫です。

今回の制度改正によりNISAは「恒久化」されますので、早く始めないと損ということはありません

逆にあせって、よく理解しないままに始めたり、自分の許容範囲を超えて投資をしたりすると、うまく資産を増やせないかもしれません。

1年かかっても、2年かかってもよいので、じっくりと自分に合った計画を立てて、NISAを正しくスタートすることが大切だと思います。

新NISAとはなにか?

NISAとは、投資で得られた利益にかかる税金が免除される制度です。

2024年1月から、「投資上限額の増加」や「非課税期間の無制限化」など、旧来の制限が大きく緩和されます。

この改正により、NISAはより使いやすい制度へと生まれ変わります。

投資の3原則を守ろう!

投資というと、「損をしそうで怖い」とか「運用する時間がとれない」というような理由で足踏みする人が多くいます。

しかし、このようなマイナスのイメージは、「投資」と「投機」を混同していることが原因で生じます。

投機とは、買ったり売ったりを繰り返すようなトレード手法のことです。

投機では、投資先や売買のタイミングについて分析したり、判断したりすることが必要であるため、多くの時間と労力がかかります

うまくいかないと、損失が大きくなる可能性もあります。

一方で、投資とは将来の資産を増やすために、長い時間をかけてじっくり取り組むものです。

投資を行うとき、「投資の3原則」を守ることで、しっかりと資産を増やすことができます。

投資の3原則とは、分散投資、積立投資、長期投資の3つを実践することで、元本割れの可能性を減らしつつ資産を増やせるという原則です。

NISA利用の大前提として知っておきましょう。

NISA利用の3つのポイント

投資の3原則とも絡めて、NISA利用で注意したいポイントを3つご紹介します。

多くの人が、ここで挙げるような投資の原則を知らないために、資産をうまく増やせないでいるという現状があります。

新NISAスタートにともない、日本人の金融リテラシーが向上し、将来資産をしっかり増やす運用ができる人が増えることを願っています。

個別株より投資信託

投資を始めるとき、まず最初に個別株式への投資を選択する人が多いです。

しかし、投資する会社を自分で選ぶ個別株投資は「集中投資」であり、投資の3原則のひとつである「分散投資」に反します

自分でたくさんの会社の株式に分けて分散投資することもできますが、これは初心者にはハードルが高い行為だと思います。

分散投資を実践するには、少ない銘柄だけで幅広い対象に投資できる投資信託が最適です。

実際、新NISAでも「つみたて投資枠」では個別株式は選択できず、投資信託のみ対象となっています。

さらに、つみたて投資枠では、管理手数料が安いなど長期投資に向いたインデックス(パッシブ)型の投資信託が主な対象銘柄です。

投資初心者であるほど、インデックス(パッシブ)型の投資信託を選ぶべきです。

銘柄選択より資産配分

投資をしている多くの人が「どんな銘柄がよいか」を気にします。

しかし、投資成果の9割は資産配分で決まるといわれています。

資産配分とは、銀行預金、債券、株式などの比率を決めることです。

資産配分が最適化されていないと、いくらよい銘柄を選んでも運用がうまくいかない可能性があります。

理想的な銘柄が見つかったとしても、投資額が少なすぎると資産全体としてはうまく増えないことがあるし、逆に多すぎると計画が破綻して損をしてしまうかもしれません。

投資の成果は、資産配分でほぼ決まるということを知っておきましょう。

タイミングより長期運用

「株高のようですが、いま始めてもよいですか?」

というのもよく聞かれる質問です。

この質問の回答としては、積立投資ならいつ始めても大丈夫です。

なぜなら、もし投資を始めてから相場が下がったとしても、安く買えることに繋がるからです。

もし、株安になるまで待ってから始めようとしたら、逆にもっと値上がりしてしまう可能性もあります。

相場の変化を予想することは、経済のプロでも困難だといわれています。

将来を予想せず、上がろうが下がろうが、コツコツと積み立てていくことが、成功への近道です。


始めるタイミングを気にするのではなく、一度購入した商品を手放さずに長く持ち続けることが大切です。

長期保有の目安は、10年~20年です。

「NISAは10年~20年先の資産を増やす目的で利用する制度」、というのが正しい理解なんですね。

結論はほったらかし

新NISAが始まったからといって、あせる必要はまったくありません。

今年から始めても良いし、来年から始めても大丈夫です。

さすがに、2年~3年くらい経つと機会損失が大きくなる可能性が出てくるので、数年以上も足踏みするのはもったいないですが。

資産運用は何十年も続けるものだから、スタートのタイミングが少し変わることを気にするよりも、自分に合った運用を見つけることのほうがはるかに重要です。

あわてず、あせらず、自分のペースで長期運用を継続していってください。

安心して、自分にあった資産運用を続けるためには、スタートが肝心です。

正しい資産運用の始めかた、運用開始後の管理方法などを知りたい方に向けて、初回限定の無料相談を開催しておりますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

投稿者プロフィール

前野なおひと
前野なおひと老後資金づくりを支援するFP
1974年兵庫県生まれ。大阪府在住。
20年余りの会社員生活を経て、46歳で独立。

かつてはお金の知識ゼロから独学で投資を実践し、具体的な資産計画を描くことで、組織に縛られない自由な働き方を手に入れました。

現在は、保険・金融商品の販売を一切行わない、完全中立のFPとして活動しています。特定の商品をすすめる立場に立たないからこそ、ご家庭の状況と目標だけを起点に、老後資金づくりの計画策定から実行まで一貫してサポートできると考えています。

老後のお金に不安を感じている方が、「自分らしく、安心して暮らせる未来」を描けるよう、資産バランスの整え方や具体的な行動の道筋を、わかりやすくお伝えすることを活動の軸としています。

学びのプラットフォーム「ストアカ」では、資産運用講座の受講者が延べ700名を超え、最高ランクの「プラチナバッジ」を取得。書籍の執筆やブログを通じた情報発信にも取り組んでいます。

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