私は資産運用について情報発信すると同時に、自らも実践してその効果の大きさを実感しています。

その一方で、資産運用には次のような制限(限界)があることも理解しています。

・すぐには増えない(時間がかかる)

・結果を正確に予測することはできない

資産運用よりもすぐに結果が出て、かつ将来的な効果も確実に予測できる方法があります。

それは、「支出の削減」です。

こういうと、「うちは気をつけてるからこれ以上、削れる生活費はないよ!」

とおっしゃる方も多いです。

ところが、家計管理の現状についてよくよく伺ってみると、削減の余地がある場合が多いんですよね。

とくに見落としがちなのは、「固定費の削減」です。家計における固定費には次のような費目があります。

・住居費(家賃、ローン)

・光熱費

・保険料

・通信費

・自動車関連費

・サブスク(動画配信、定期購入など)

食費や娯楽費などは変動費に分類されます。多くの場合、変動費を削減するには「我慢」がともないます。

一方で、固定費は銀行口座やクレジットカードから引き落としている場合が多く、「支払っている」感覚が小さいので、一度削減してしまえば効果がずっと続きます

わが家では、8年くらい前から段階的に固定費削減に取り組みました。

・生命保険類はほぼ解約

・マイカーは売却

・駅から徒歩圏内なのに割安な賃貸マンションに引っ越し

・スマホは格安SIM

もともとの固定費が大きかったこともありますが、夫婦ふたりで年間100万円くらいの固定費削減ができました。

20年で2,000万円の資産増加につながる計算です。

しかも、生活水準はなにも変わっていません

効果が絶大な固定費削減ですが、何をどのように減らすのかについて情報を調べたり、乗り換え等の手続きをしたりするのにはそれなりの労力がかかります。

それでも、一度削減すれば長い目でみて大きな違いになりますので、少しずつ、できるところから取り組んでいくのがよいと思います。

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投稿者プロフィール

前野なおひと
前野なおひと老後の安心を育てる🌱資産形成・お金のパートナー
「人に教える仕事がしたい」という想いから会社を辞めて独立し、以前から取り組んでいた投資の知識を活かして資産運用講座をスタート。ところが、受講者の多くが抱えている老後資金への不安を解消するには、資産運用の知識だけでは不十分であり、家計や保険、年金など幅広い「お金の知識」が必要なことに気づく。そこで、お金の専門家であるFP資格を取得し、一人ひとりの状況に応じたサポートを開始。FPとしての専門知識を深めることで「寄り添ってもらえる」「安心して相談できる」と評価されるようになり、成長を遂げる。現在は、主に老後資金への不安を抱える女性に対して、完全に独立したFPとして中立な立場でのFPコンサルタントを通して、適切な家計管理や資産形成をサポート、自由で豊かな老後を実現していただくための基盤づくりに貢献している。また、学びのマーケット「ストアカ」の講師として650名以上に対し資産運用などを教える講座を開催し、最高ランクのバッジである「プラチナ」を取得。現在も引き続き講師活動を展開している。

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