2025年が終わり、少し時間がたった今、あらためて主要な資産の値動きを振り返ってみたいと思います。
そのうえで、2026年に向けて、どんな方向性で投資を続けていくとよいのか、私なりの考えをお伝えします。
「いまは好調だけど、このままで大丈夫かな?」と感じている方のヒントになればうれしいです。
2025年の主要資産リターンを振り返る
まずは、2025年の主要な資産の年次リターン(1年前と比べてどれくらい値上がり・値下がりしたか)を表にまとめました。

表中の「外国株式」は、日本を除く世界中の株式市場を対象とした株価指数です。
2025年は 21.8%の上昇となっており、全世界株式型の投資信託を保有している方は、これに近い結果になっていると思います。
「国内株式」は、日本の代表的な株価指数であるTOPIXを用いています。
こちらは 25.5%の上昇と、外国株式を上回るパフォーマンスとなりました。
「外国債券」は、日本を除く先進国の国債の値動きを示す指数です。
株式ほど大きな動きではありませんが、8.5%のプラスと、安定した結果でした。
そして、特に目を引くのがゴールドです。
ゴールド指数は 63.6%の上昇となっています。
これは2025年初に100万円分の金を保有していた場合、年末には約164万円になっていた計算です。
ちょっと驚きの数字ですね。
為替の影響についても確認すると
表の一番右にある「米ドル/円」は、1年間の為替の変動を示しています。
プラスであれば円安、マイナスであれば円高に動いたことを意味します。
2025年は、春先にやや円高になる場面もありましたが、その後は円安方向に戻り、通年で見るとマイナス0.8%とほぼ横ばいでした。
表に掲載している外国株式・外国債券・ゴールドのリターンは、いずれも円換算ベースです。
つまり、それぞれの資産の値動きだけでなく、為替の影響も含まれています。
ただ、2025年は為替の変動が小さかったため、為替の影響は限定的で、「資産そのもののパフォーマンス」が結果に反映された一年だったと捉えることができます。
直近3年間の値動きから見えてくること
次に、主要資産のパフォーマンスを直近3年間分まとめたグラフをご覧ください。

グラフを見ると、プラスの年が続いていることが一目で分かると思います。
過去3年間、市場は全体として好調に推移しており、この期間にインデックス投資を始めた方は、ほぼ全員がプラスのリターンを経験しているはずです。
このように、数年続けて市場が上昇すること自体は、決して珍しいことではありません。
ただし、ずっと上がり続ける市場は存在しないという点は、頭の片隅に置いておきたいところです。
最近だと、2022年の株式市場がマイナスリターンでした。
今後も、上がったり下がったりを繰り返しながら、市場は動いていくと考えるのが自然でしょう。
2026年に向けて大切にしたい投資の考え方
こうした値動きを踏まえて、もっとも大切なことは、上がろうと下がろうと、できるだけ長く保有し続けることです。
インデックス投資の恩恵をもっとも大きく受けてきたのは、「相場の良し悪しに関わらず、淡々と続けてきた人」であることが、これまでの歴史からも分かっています。
一方、さまざまな選択肢があるなかで、「どの資産を持つべきか」「ゴールドも投資したほうがいいのか」と迷うのは、ごく自然なことです。
シンプルに言えば、全世界株式など、株式市場に広く分散されたファンドが中心になっていれば、基本は問題ありません。
債券やゴールドについては、
「値動きを少しでも穏やかにしたい」
「何が起きるか分からない将来に備えておきたい」
そんな気持ちがある方が、資産配分の一部として取り入れる位置づけになります。
株式と異なる値動きをする資産を組み合わせることで、資産全体のブレを抑える効果が期待できるからです。
ひとつ注意点として。
「もっと増やしたい」という理由だけでゴールドに投資することは、おすすめできません。
値上がりが話題になったときに投資すると、高値づかみになり、思ったような結果につながらないことも多いからです。
自分に合った配分で、2026年も淡々と
新しい年が始めったいまのタイミングで、
預金などの安全資産と投資資産のバランスも含め、
いまの資産配分が自分に合っているかを、あらためて見直してみることをお勧めします。
市場の動きに一喜一憂するのではなく、
「自分はこういう考え方で続けていく」と決めておくことが、長く投資を続けるための支えになります。
2026年も、市場の変動に振り回されすぎることなく、
自信をもってインデックス投資を続けていきましょう。
投稿者プロフィール

- 老後の安心を育てる🌱資産形成・お金のパートナー
- 「人に教える仕事がしたい」という想いから会社を辞めて独立し、以前から取り組んでいた投資の知識を活かして資産運用講座をスタート。ところが、受講者の多くが抱えている老後資金への不安を解消するには、資産運用の知識だけでは不十分であり、家計や保険、年金など幅広い「お金の知識」が必要なことに気づく。そこで、お金の専門家であるFP資格を取得し、一人ひとりの状況に応じたサポートを開始。FPとしての専門知識を深めることで「寄り添ってもらえる」「安心して相談できる」と評価されるようになり、成長を遂げる。現在は、主に老後資金への不安を抱える女性に対して、完全に独立したFPとして中立な立場でのFPコンサルタントを通して、適切な家計管理や資産形成をサポート、自由で豊かな老後を実現していただくための基盤づくりに貢献している。また、学びのマーケット「ストアカ」の講師として650名以上に対し資産運用などを教える講座を開催し、最高ランクのバッジである「プラチナ」を取得。現在も引き続き講師活動を展開している。
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